『グローバル・ブレイン アライアンス・フォーラム 2016』というイベントに来てます。
最初の講演が面白かったので、メモを簡単にシェア。
サッカー日本代表の試合見てて "残尿感" ないですか?例えば
[データ] フランスW杯のとき
パスはよく回っていた。
中田、名波など中盤にタレントがいた。
ただ、ぐるぐるパスを回すばかりで、シュートを打たない、打っても入らない。
何かに似てないか?ダメになる会社の稟議書だ。
これは日本の問題・社会の縮図ではないか
サッカー協会会長時代
「独裁者」「暴君」と凄い叩かれていた
当時、リーグの観客の平均が500人
取材をすると、代表戦のチケット 50 枚もらって「配ってくれ」
今となってはプレミアムチケットになってる
若い頃の二宮さんは斜に構えていた
準備団体立ち上がる
当時、教育官庁がスポーツを主幹していた国は中国・キューバ・北朝鮮など共産主義の国
西側のアプローチ
そうしてスタートしたのがJリーグ100年構想
新しいことをスタートするとき「抵抗勢力が出てくる」のが世の常
自分で何もやらないが、揚げ足を取るのがうまい人がいる
抵抗勢力
川淵さん (机を叩いて)「"時期尚早" という人間は、100年たっても "時期尚早" と言う。"前例がない" という人間は200年たっても "前例がない" と言う」
二宮さん、生まれて初めて背中に電流を感じた
続けて川淵さん (机を叩いて)「そもそも "時期尚早" という人間は "やる気がない" だけ。『やる気がない』とは情けなくて言えないから、"時期尚早" という言葉でごまかそうとする。」
「"前例がない" という人間は "アイデアがない" だけ。恥ずかしくて言えないから、"前例がない" といって逃げようとする。」
「仕事ができない奴は、できない理由ばかり考えてくる。最初出来ないのは当たり前。できないことに挑戦して出来るようにするのが仕事だ。」
このリーダーの言葉がなかったらJリーグは絵に描いた餅になっていたんじゃないか
最後にリーダーの覚悟と度胸がないと進まない
川淵さんから学んだこと3点
二宮さん含め10人で集まって、目を閉じて川淵さんが「Jリーグはうまくいくと思うか?」と聞いた
あとから聞いたら、2人しか「成功する」と手を挙げていなかった
川淵さん「だからおれの仕事だったんだ」
数年前、スーパードライのCMに二宮さんがキャスティングされた
(タレントをキャスティングすると値段が高かったから、らしい? by 博報堂)
当時のアサヒビールの社長 樋口さん (元住友銀行の副頭取)
アサヒビール潰れかけていて、"夕陽ビール" と言われていた時代に、スーパードライで復活
「よくスーパードライ世に出したねぇ」
開発は出来ていたのだが、役員会で試飲をすると毎回「ビールらしくない」とNGを食らっていた
樋口さんの「ビールらしくない?チャンスじゃないか!ビールらしいビールを追求していたらキリンに勝てない」という鶴の一声が世に出たきっかけだった
幹部を指差して「こいつらが業績を悪くしたダメな幹部なんだよ。そいつらが『ダメだ』と言うなら、良いってことじゃないか」とか笑い話で言ってたらしい (噂)
skill (オンリーワン)
トルネード投法
メジャーで成功する投手の条件
木田もそうだったが「木田のフォークは見える」とバッターが言っていた
以上
Q
最初の講演が面白かったので、メモを簡単にシェア。
講演タイトル: 勝者の思考法 〜野茂英雄のメジャー挑戦から紐解く逆境からのイノベーション〜
講演者: スポーツジャーナリスト 二宮清純氏
画像キュレーション()元サイトはこちら |
野茂英雄の前にサッカーの話
サッカー日本代表の試合見てて "残尿感" ないですか?例えば
- 「そこ打てよ」
- 「あれ入ってたら勝ってたのにな...」
[データ] フランスW杯のとき
- 決定率 : Japan 1.82% (1/55) World 8.8%
- オンターゲット率: Japan 20% World 39%
パスはよく回っていた。
中田、名波など中盤にタレントがいた。
ただ、ぐるぐるパスを回すばかりで、シュートを打たない、打っても入らない。
何かに似てないか?ダメになる会社の稟議書だ。
「稟議書サッカーの限界」
手続き重視で、"手段" であるはずのパスが "目的" になってしまっている。これは日本の問題・社会の縮図ではないか
二宮さんが日本でいちばん尊敬するリーダー: 川淵 (元) キャプテン
元サイトはこちら |
1988年~ 日本サッカーリーグ総務主事としてプロ化に奔走
1991年 Jリーグ初代チェアマン就任
2002年 日本サッカー協会キャプテン (会長) 就任
名誉会長を経て、2012年~ 日本サッカー協会最高顧問
2015年5月 日本バスケットボール協会会長に就任
サッカー協会会長時代
- 「会長」ではなく「キャプテン」と呼ばせていた
- 命名したのは二宮さん
- 「チェアマン」という呼び名の評判よかった
- 女性や子供にも愛される「キャプテン翼」
「独裁者」「暴君」と凄い叩かれていた
- 事実そんなかんじだった (二宮さんから見て)
- でもそれぐらいのリーダーシップがあって初めてあれだけの変革を実現できた
当時、リーグの観客の平均が500人
取材をすると、代表戦のチケット 50 枚もらって「配ってくれ」
今となってはプレミアムチケットになってる
若い頃の二宮さんは斜に構えていた
「トップが誰になっても、人を入れ替えても、何も変わらないだろう」
Jリーグ100年構想
1980年代 サッカーのプロリーグ構想準備団体立ち上がる
当時、教育官庁がスポーツを主幹していた国は中国・キューバ・北朝鮮など共産主義の国
西側のアプローチ
- 「スポーツは都市に根付いた文化」
- なので「すべてチーム名に都市名が入る」
- サッカー (マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー等)、大リーグ (シアトル・マリナーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ等) など
- これがスタンダード
- スポーツは地域振興や産業振興のキラーコンテンツ
- 基本はホーム&アウェイ
- 人が動けば交通が儲かる、飲食が儲かる、建設が儲かる
- スポーツは観光資源だ
- ただし磨かないと資産にならない
そうしてスタートしたのがJリーグ100年構想
新しいことをスタートするとき「抵抗勢力が出てくる」のが世の常
自分で何もやらないが、揚げ足を取るのがうまい人がいる
抵抗勢力
- ある幹部「どこの企業がサッカーに金を出すんだ、時期尚早だ」
- べつの幹部「日本にはプロ野球があるじゃないか。サッカーのプロ化でうまくいった前例がない。失敗したら誰が責任をとるんだ」
- それを聞いた二宮さん「もうこれでダメになったな」とがっかりした
川淵さん (机を叩いて)「"時期尚早" という人間は、100年たっても "時期尚早" と言う。"前例がない" という人間は200年たっても "前例がない" と言う」
二宮さん、生まれて初めて背中に電流を感じた
続けて川淵さん (机を叩いて)「そもそも "時期尚早" という人間は "やる気がない" だけ。『やる気がない』とは情けなくて言えないから、"時期尚早" という言葉でごまかそうとする。」
「"前例がない" という人間は "アイデアがない" だけ。恥ずかしくて言えないから、"前例がない" といって逃げようとする。」
「仕事ができない奴は、できない理由ばかり考えてくる。最初出来ないのは当たり前。できないことに挑戦して出来るようにするのが仕事だ。」
「わかったら、二度とおれの前でできない理由を述べるな」
このリーダーの言葉がなかったらJリーグは絵に描いた餅になっていたんじゃないか
最後にリーダーの覚悟と度胸がないと進まない
リーダーの一番の仕事は、ぶれないこと
川淵さんから学んだこと3点
- Passion (情熱)
- Mission (大義)
- Action (行動力)
二宮さん含め10人で集まって、目を閉じて川淵さんが「Jリーグはうまくいくと思うか?」と聞いた
あとから聞いたら、2人しか「成功する」と手を挙げていなかった
川淵さん「だからおれの仕事だったんだ」
数年前、スーパードライのCMに二宮さんがキャスティングされた
(タレントをキャスティングすると値段が高かったから、らしい? by 博報堂)
当時のアサヒビールの社長 樋口さん (元住友銀行の副頭取)
アサヒビール潰れかけていて、"夕陽ビール" と言われていた時代に、スーパードライで復活
「よくスーパードライ世に出したねぇ」
開発は出来ていたのだが、役員会で試飲をすると毎回「ビールらしくない」とNGを食らっていた
樋口さんの「ビールらしくない?チャンスじゃないか!ビールらしいビールを追求していたらキリンに勝てない」という鶴の一声が世に出たきっかけだった
幹部を指差して「こいつらが業績を悪くしたダメな幹部なんだよ。そいつらが『ダメだ』と言うなら、良いってことじゃないか」とか笑い話で言ってたらしい (噂)
8割のひとが「良い」という仕事はだれでも出来る。
2割のひとしか「良い」と言わないことをやるのがリーダー
野茂英雄 メジャーリーグのパイオニア
行くまでには紆余曲折あった- 近鉄時代 いちばんもらってた年俸が2億円
- ドジャースの年俸 960万円
キーワード「skill + will (意志)」
skill (オンリーワン)
トルネード投法
- ぼろくそ言われまくった
- そのとき捨ててたらその後の栄光はない
- 元々フォークが得意な野茂にとっては、縫い目・持ち手を隠すというメリットが実はあった
- 普通は人差し指と中指で挟んで抜く → 空気抵抗が大きくて落ちる
- ストレートとフォークしかないから見極められたら打たれる (見逃したらボール球になる)
- 野茂のオンリーワン 親指と薬指で挟んで、人差し指と中指だけ爪をかける
- 上回転になる (ストレートは下回転)
- いいバッターはギリギリまで縫い目を見て回転を見ている
- 野茂はフォークにも回転がかかっている (ストレートに見える、けど実は逆回転)
- それで無敵になった
- キャッチャーだったピアザ「nasty ballだ。音を立てながら落ちてくる」
- もしかして回転かけてる?と聞いても、野茂は首を絞めても言わなかった (トップシークレット)
- 当時もう1人フォークの達人だった佐々木 (大魔神) の横で「なんか野茂はフォークに回転かけてる気がするだよな」とボソッとカマをかけてみた
- 佐々木「えっ、あいつもかけてるんですか」
メジャーで成功する投手の条件
- 背が高い
- 急速が速い
- 落ちるボール
木田もそうだったが「木田のフォークは見える」とバッターが言っていた
日本に求められている人材
- 1.5流 : 人に成功する方法を尋ねる
- 一流 : 自分で道を探す、切り開く
- 超一流 : 自分が歩いたところが道になる
以上
Q
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