Twitter とか見てると、一部の/複数のアプリデベロッパーさんのところに Google Play から
そちらについて、僕が知ってることを解説。
すっげー端折って説明すると、米児童オンライン プライバシー保護法 (COPPA) ってのは、2000 年から施行されてるアメリカの法律で、13 歳未満の子どもの個人情報を守るっていうのが目的。
実は広告のターゲティングやトラッキングに使われている広告 ID、つまり iOS における IDFA (ID For Advertising) と Android における GAID (Google Advertising ID) が、COPPA における個人情報に該当するんですよ。
(永続的な識別子、に該当)
IDFA も GAID も、ちゃんとユーザーが「私のことはトラックしないで欲しい (から、私の ID は渡さないわ)」って OS レベルで (端末側で) 設定することが出来るし、あとからリセットすることも出来るようになってます。
なってるんですが、13 歳未満の子どもについては「いや、そもそも最初っからとるな」っていうことなんです。
App Store がどうか把握してないんですが、Google Play には「子ども向けアプリ (Designed for Families)」っていうカテゴリがあります。
そこにアプリを載せたい場合は、ちゃんと「13 歳未満の子どもの GAID (を含む個人情報)」を取得しない仕組みにしとかないといけない、っちゅうわけです。
そうしてないと法律違反になっちゃうので...どうなるんだろ、そういえば。
少なくとも「子ども向けアプリ」カテゴリからは追い出されるはず。
自分のアプリが、例えば「人面あんパンのひらがな超暗記バトル」みたいな、明らかに 13 歳未満のユーザーだけをターゲットにしている場合は、きちんと COPPA に対応した上で、「子ども向けアプリ」カテゴリに入れてもらうと良いですな。
「子ども向けアプリ」カテゴリからアプリを探す人からのダウンロードが少し増えるかもしれないし、何よりいちユーザー (子どもの親) として信頼できる。
ひとことで言うと、広告の収益性はけっこー下がります。
広告 ID が使えない = 個人を特定してターゲティングする広告が配信できない、ってことなので、例えばユーザーの興味関心に基づく広告や、リマーケティング / リエンゲージメント広告は配信されなくなります。
また、広告 ID を使った効果測定が出来なくなるため、広告主からすると「このアプリに広告配信してるんだけど、そこから何件インストールされたかとか、全然見えねぇ」っていうマヌーサ状態になっちゃうわけです。
なので当然、単価を下げられたり、配信が止まったりすることが考えられます。
なので「明らかに 13 歳未満だけが対象」ってアプリじゃない限りは、「子ども向けアプリ」カテゴリ入りを諦めて、COPPA にも対応しないっていうのがビジネス的には推奨。
全年齢が対象のアプリを、たまたま 13 歳未満の人がプレイする可能性がある、だから COPPA 対応しろ、っていうわけではないのでご安心を。
ちょっと手間がかかるけど、ゲームスタート時に年齢確認を行い
(あるルートでこちらが OK であることを確認済み)
ただ、13 歳未満ユーザーが多かった場合、広告の収益性が下がることは避けられないですが。
広告ネットワークによって違います。
AdMob はコードレベルで変更しなくちゃいけないみたいで、広告リクエストを送るときに tagForChildDirectedTreatment ってフラグを YES/TRUE にしないといけないみたいです。
具体的な実装はこちら (iOS | Android)
我らが AppLovin は、管理画面でアプリごとに ON/OFF を切り替えるだけで OK。
便利!AppLovin 便利!
SSP 経由で使ってる方は、SSP の担当者またはぼくに直接言ってくださいな。
アカウント持ってる方は Monetize タブ → Analytics → 該当アプリを選択 すると、中に下記のチェックボックスがあるよ。
他にも COPPA 対応してるアドネットワークは多いので、やり方はそれぞれ調べるなり聞くなりしてください。
日本のアドネットワークは...どうなんだろう。知らないや...
ぼくが知ってるのはこんなところです!
ここ違ってるよとか、追加情報がある方とかは、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。
Q
- あなたのアプリは、米児童オンライン プライバシー保護法 (COPPA) の対象となる子ども向けのアプリなんじゃない? (って報告を受けたよ)
- だから 30 日以内に「子ども向け」ってフラグをコチラ側で立てるよ
- アプリが子ども向けじゃないときは申し立てしてね
そちらについて、僕が知ってることを解説。
COPPA って何?
すっげー端折って説明すると、米児童オンライン プライバシー保護法 (COPPA) ってのは、2000 年から施行されてるアメリカの法律で、13 歳未満の子どもの個人情報を守るっていうのが目的。
それとアプリや広告がどう関係するの?
実は広告のターゲティングやトラッキングに使われている広告 ID、つまり iOS における IDFA (ID For Advertising) と Android における GAID (Google Advertising ID) が、COPPA における個人情報に該当するんですよ。
(永続的な識別子、に該当)
IDFA も GAID も、ちゃんとユーザーが「私のことはトラックしないで欲しい (から、私の ID は渡さないわ)」って OS レベルで (端末側で) 設定することが出来るし、あとからリセットすることも出来るようになってます。
なってるんですが、13 歳未満の子どもについては「いや、そもそも最初っからとるな」っていうことなんです。
対応するとどんな良いことがあるの?
App Store がどうか把握してないんですが、Google Play には「子ども向けアプリ (Designed for Families)」っていうカテゴリがあります。
そこにアプリを載せたい場合は、ちゃんと「13 歳未満の子どもの GAID (を含む個人情報)」を取得しない仕組みにしとかないといけない、っちゅうわけです。
そうしてないと法律違反になっちゃうので...どうなるんだろ、そういえば。
少なくとも「子ども向けアプリ」カテゴリからは追い出されるはず。
自分のアプリが、例えば「人面あんパンのひらがな超暗記バトル」みたいな、明らかに 13 歳未満のユーザーだけをターゲットにしている場合は、きちんと COPPA に対応した上で、「子ども向けアプリ」カテゴリに入れてもらうと良いですな。
「子ども向けアプリ」カテゴリからアプリを探す人からのダウンロードが少し増えるかもしれないし、何よりいちユーザー (子どもの親) として信頼できる。
対応したときのデメリットは?
ひとことで言うと、広告の収益性はけっこー下がります。
広告 ID が使えない = 個人を特定してターゲティングする広告が配信できない、ってことなので、例えばユーザーの興味関心に基づく広告や、リマーケティング / リエンゲージメント広告は配信されなくなります。
また、広告 ID を使った効果測定が出来なくなるため、広告主からすると「このアプリに広告配信してるんだけど、そこから何件インストールされたかとか、全然見えねぇ」っていうマヌーサ状態になっちゃうわけです。
なので当然、単価を下げられたり、配信が止まったりすることが考えられます。
なので「明らかに 13 歳未満だけが対象」ってアプリじゃない限りは、「子ども向けアプリ」カテゴリ入りを諦めて、COPPA にも対応しないっていうのがビジネス的には推奨。
全年齢が対象のアプリを、たまたま 13 歳未満の人がプレイする可能性がある、だから COPPA 対応しろ、っていうわけではないのでご安心を。
ちょっと手間がかかるけど、ゲームスタート時に年齢確認を行い
- 13 歳以上だった場合、通常の一般的な広告を表示。
- 12 歳以下だった場合、COPPA 対応の広告表示、若しくは広告表示なし。
(あるルートでこちらが OK であることを確認済み)
ただ、13 歳未満ユーザーが多かった場合、広告の収益性が下がることは避けられないですが。
どうやって設定するの?
広告ネットワークによって違います。
AdMob はコードレベルで変更しなくちゃいけないみたいで、広告リクエストを送るときに tagForChildDirectedTreatment ってフラグを YES/TRUE にしないといけないみたいです。
具体的な実装はこちら (iOS | Android)
我らが AppLovin は、管理画面でアプリごとに ON/OFF を切り替えるだけで OK。
便利!AppLovin 便利!
SSP 経由で使ってる方は、SSP の担当者またはぼくに直接言ってくださいな。
アカウント持ってる方は Monetize タブ → Analytics → 該当アプリを選択 すると、中に下記のチェックボックスがあるよ。
これにチェックを入れるだけで OK |
他にも COPPA 対応してるアドネットワークは多いので、やり方はそれぞれ調べるなり聞くなりしてください。
日本のアドネットワークは...どうなんだろう。知らないや...
ぼくが知ってるのはこんなところです!
ここ違ってるよとか、追加情報がある方とかは、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。
Q
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