たつおが知り合いのアプリをケチョンケチョンにレビューするシリーズ第 1 段は、MARCH ENTERPRISE, LLC. (マーチ エンタープライズ) の「In Her Mind - クライシス脱出ゲーム」を取り上げるよ!
In Her Mind - クライシス脱出ゲーム
(iOS | Android)
「自動で展開する 3D ポリゴンのムービーを見ながら、『mind ball』を投げて干渉して世界線を変えていく新感覚の謎解きゲーム」だそうな。
ゲームについての詳しい解説はこのへんのサイトを読んでね!
ストアを見てまず思ったのがこれ。
説明文にはこう書いてある。
"謎"とか"極秘"とか"秘密"とかばっかりで、何にも情報がない!
ムービー見れば、なんか特殊部隊っぽい奴らに襲われるんだな〜とか、色々な方法で死んじゃうんだな〜とか分かっちゃうので、ネタバレを気にせずこれぐらい最初から書いてもいいんじゃないかと。
ムービーで世界観出すのはいいね!
ただ、半分以上のユーザーは音声 OFF にした状態で App Store / Google Play を見にきていると思うので、ムービーに字幕を、スクショにテキストを入ると魅力がより伝わると思います!
画面をタップするとボール (鉄球?) が飛んでいって、対象物に当たるとそれを「しらべる」したことになる
というシステムが、最初全然わかんなくて、いつこれゲーム始まるんだろうってぼーっと画面眺めちゃってたよ!
実際はすぐゲーム始まってたのに!
チュートリアルまでいかなくてもいいけど、ゲームの序盤で、「死なない状況」で「実際にボールを飛ばし」て「対象物を調べる」体験をユーザーにさせると、スッとゲームに入れると思いました。
あと、この「ボールを飛ばして対象物にぶつける」ってのは、何か終盤で回収される重要な要素なんですかね。
(最後まではやってない)
普通、何かを調べるときのモチーフって虫眼鏡とかだと思うのですが、これってどういう世界観なんだろう? って考えちゃいました。真面目か。
参考: "Threes!"の開発者が語る「効果的なアプリのチュートリアル」の作り方 #GDC14
前述の通り、何度も死んではストーリーを繰り返すゲームなので、同じシーンを何度も何度も繰り返すことになるんですよね。
おっさんの声で「起きる時間過ぎてるやん!」っていうのを何度聞いたことか。
いちおうシーンがいくつかに分かれていて、そのシーンから再生ってのが出来るようになってはいるけど、例えばシーン 2 の最後のほうにある秘密を回収しようと思うと、シーン 2 の序盤を何度も見ないといけなくなっちゃって (しかも飛ばしちゃうとまた最初から見ないといけない)。
さすがに何度か見たシーンとか、すでに伏線回収してるところは、skip または早送りをする機能があると、比較的ストレスなくより多くの回数を繰り返しプレイできる (= 継続率・クリア率が上がる) と思いました。
iOS はそうでもないけど、Android のレビューが悪いんですよね。
でもこのサイトとか見てる限り、クリアしたユーザーや、結構ちゃんとやり込んだユーザーからの評価は高いことが分かります。
1, 2 回やって「何だこれ意味わかんねー」ってなったユーザーが、低い評価をつけてるんじゃないかと。
で、よく見たらこのゲーム、死ぬたびに GAME OVER 画面に「レビューする」ボタンが出てるんですよね。
これは多分よくない。
レビューの数を稼ぐのは重要じゃなくて、「良い評価のレビュー」を積み重ねることが重要。
なので「レビューする」ボタンを出すのは、例えば 20 分以上遊んだユーザーだけどか、秘密を 15 個以上回収済みのユーザーだけにするとか、そういう出し分けをして、「まだこのゲームの良さがわかっていない」ユーザーにはレビューを「書かせない」ようにしたほうがいいですね。
あとこれもよく言われることだけど、悪いレビューの原因が bug とかだった場合は、ストアのレビューではなく「開発者に問い合わせ」させることで毒抜きをして、星 1-2 レビューを書かせないっていう tips もあります。
例えばポップアップで
「このゲームを気に入ってくれたらレビューをお願いします!
って選択肢を与えて、2 を選んだときには web のフォームに飛ばすとか。
マンボウは「突然の死」が衝撃すぎて、日本でも韓国でも Twitter ですごい buzz りました。
このゲームも、えぇぇ!? ってタイミングで、すげー死にます。
その瞬間って一時的に感情が高ぶってるので、誰かに共有したい気持ちがちょっと湧きやすいんですよね。
なので、ゲームオーバー画面にはもうちょっと「シェアされたときに分かりやすい情報」を追加して (例えば「カップ焼きそばが流し台に落ちて死亡」ってテキストを追加する)、その画像を SNS に投稿してもらえるようシェアボタンをもうちょっと目立たせると良いと思います。
5) で書いた通り「レビューする」はココには要らないので。
同様の理由で、例えばシーン 1 の謎を全て回収コンプリートした、とかのタイミングにはきちんと演出を入れて、それも SNS でシェアできるようにしとくといいわな。
そのときは App Store や Google Play に飛ぶリンクも忘れずにデフォルトの投稿内容に含めておきましょう。
このアプリの場合は出来てますが (素晴らしい!)、リンクは 1 URL で、ブラウザ / OS ごとに正しいストアに遷移するように設計しておきましょう。
参照: 1URLでOSごとに遷移先のストアを出し分け
こんなかんじになります。
何度やってもなかなか回収できない伏線 (どこにあるか分からない)、イライラします。
ぼくが脱出ゲーム苦手な最大の理由が多分これ。
まぁそこが本当は面白いところなんだろうけど。
ヒント教えて欲しいんです...
例えばリトライをする前に、いちど動画広告を見ておけば、次のプレイ時に「まだ回収していない謎があるシーンではスローモーションになる」って報酬がもらえるとかだったら嬉しいなぁぁ。
それだったら喜んで広告見るよ。
なんなら、100 円で「スローモーションチケット 5 回分」が買えるとかだったら、課金しちゃうかもしれない。
最後までストーリー見たい!でも時間ないからお金で解決したい!!っていう 1% ぐらいの人が。
というのも...
1 プレイの時間が比較的長い (5 秒でゲームオーバーになる Flappy Bird ではない) からまだマシではあるけど、さすがに毎回出されるのはちょっと辛いです先輩。
リプレイ選んでから 30-60 秒以内とかに死んだ場合はインタースティシャル出さないとかにしてもらえると、とても嬉しいです。
あと、この手の「映画を見るように、全画面で世界観を楽しみながら進めるゲーム」で、ずーーーーーっと 320x50 のバナー広告が出ているのもちょっと興をそぐかなぁと。
実際バナーとインタースティシャルの収益ってどんなもんなんですかね。
ぼくだったら、
とにかく、何度もリプレイすることが鍵のゲームなので、何度もリプレイするのが辛い仕組み (毎回出るインタースティシャル) は改善したほうが良いです絶対。
基本、端末の音声を ON にして、ま〜ちさんの美声wを楽しむゲームだと思うんですが...
さすがに屋外や電車の中とかで音声 ON にはしないし、そんなずっとイヤホンしてるわけでもないので、音声 OFF にしててもある程度楽しめるようにするか (例えば 320x50 バナーが出てるところに字幕を出すとか)、起動時に音声が ON か OFF か端末情報を取得して (そんなこと出来るのか?) OFF のときには warning を出すとかしたほうが良いと思われ。
こんなかんじでどうですかね!?
レビューして欲しい方はフォームから申請してね!
http://goo.gl/forms/xNtbBqLwZSuAP7Iv2
Q
In Her Mind - クライシス脱出ゲーム
(iOS | Android)
「自動で展開する 3D ポリゴンのムービーを見ながら、『mind ball』を投げて干渉して世界線を変えていく新感覚の謎解きゲーム」だそうな。
ゲームについての詳しい解説はこのへんのサイトを読んでね!
1) そもそも何をするゲームなのかがよくわからない
ストアを見てまず思ったのがこれ。
説明文にはこう書いてある。
目覚めるとそこは知らない家。
謎の組織に命を狙われながら、極秘プロジェクトの秘密の欠片を集め、最後まで生き残ってください。
- 遊び方
自動で進行するムービーの中にストーリーに重要な秘密が散りばめられています。画面をタップしてボールを投げてぶつけると、運命を変えることができます。
「死んでもリトライが可能」な特殊能力を使って、任務の謎を解き明かしましょう。想像を超える衝撃のラストが!
"謎"とか"極秘"とか"秘密"とかばっかりで、何にも情報がない!
ムービー見れば、なんか特殊部隊っぽい奴らに襲われるんだな〜とか、色々な方法で死んじゃうんだな〜とか分かっちゃうので、ネタバレを気にせずこれぐらい最初から書いてもいいんじゃないかと。
「アップトーキョー」運営元の MARCH ENTERPRISE による新感覚の脱出ゲーム!
あなたはある日目覚めると、少女の姿で、知らない家のベッドに横たわっていました。
謎の武装組織に命を狙われたり、家じゅうに爆弾やら何やら危険が散らばっていたりで、あなたは何度も死にそうになります・・・もとい、死にます。
ただそこはゲームなので「死んでもリトライが可能」です。
というか、何度もリトライしながらムービーの中に散りばめられた「秘密のカケラ」を集め、ストーリーの最後まで生き残るのがこのゲームのミッションです!
2) ムービー・スクショに文字を
ムービーで世界観出すのはいいね!
ただ、半分以上のユーザーは音声 OFF にした状態で App Store / Google Play を見にきていると思うので、ムービーに字幕を、スクショにテキストを入ると魅力がより伝わると思います!
3) 遊び方の説明がわかりにくい
画面をタップするとボール (鉄球?) が飛んでいって、対象物に当たるとそれを「しらべる」したことになる
というシステムが、最初全然わかんなくて、いつこれゲーム始まるんだろうってぼーっと画面眺めちゃってたよ!
実際はすぐゲーム始まってたのに!
チュートリアルまでいかなくてもいいけど、ゲームの序盤で、「死なない状況」で「実際にボールを飛ばし」て「対象物を調べる」体験をユーザーにさせると、スッとゲームに入れると思いました。
あと、この「ボールを飛ばして対象物にぶつける」ってのは、何か終盤で回収される重要な要素なんですかね。
(最後まではやってない)
普通、何かを調べるときのモチーフって虫眼鏡とかだと思うのですが、これってどういう世界観なんだろう? って考えちゃいました。真面目か。
参考: "Threes!"の開発者が語る「効果的なアプリのチュートリアル」の作り方 #GDC14
4) 同じの見続けるのつらい。skipか早送りほしい
前述の通り、何度も死んではストーリーを繰り返すゲームなので、同じシーンを何度も何度も繰り返すことになるんですよね。
おっさんの声で「起きる時間過ぎてるやん!」っていうのを何度聞いたことか。
いちおうシーンがいくつかに分かれていて、そのシーンから再生ってのが出来るようになってはいるけど、例えばシーン 2 の最後のほうにある秘密を回収しようと思うと、シーン 2 の序盤を何度も見ないといけなくなっちゃって (しかも飛ばしちゃうとまた最初から見ないといけない)。
さすがに何度か見たシーンとか、すでに伏線回収してるところは、skip または早送りをする機能があると、比較的ストレスなくより多くの回数を繰り返しプレイできる (= 継続率・クリア率が上がる) と思いました。
5) レビューする、はもうちょっと何か達成したときのほうがいい
iOS はそうでもないけど、Android のレビューが悪いんですよね。
でもこのサイトとか見てる限り、クリアしたユーザーや、結構ちゃんとやり込んだユーザーからの評価は高いことが分かります。
1, 2 回やって「何だこれ意味わかんねー」ってなったユーザーが、低い評価をつけてるんじゃないかと。
で、よく見たらこのゲーム、死ぬたびに GAME OVER 画面に「レビューする」ボタンが出てるんですよね。
これは多分よくない。
レビューの数を稼ぐのは重要じゃなくて、「良い評価のレビュー」を積み重ねることが重要。
なので「レビューする」ボタンを出すのは、例えば 20 分以上遊んだユーザーだけどか、秘密を 15 個以上回収済みのユーザーだけにするとか、そういう出し分けをして、「まだこのゲームの良さがわかっていない」ユーザーにはレビューを「書かせない」ようにしたほうがいいですね。
あとこれもよく言われることだけど、悪いレビューの原因が bug とかだった場合は、ストアのレビューではなく「開発者に問い合わせ」させることで毒抜きをして、星 1-2 レビューを書かせないっていう tips もあります。
例えばポップアップで
「このゲームを気に入ってくれたらレビューをお願いします!
- レビューを書く
- 不具合報告をする
- 今は書かない
って選択肢を与えて、2 を選んだときには web のフォームに飛ばすとか。
6) 感情が高ぶったタイミングでシェアさせる
マンボウは「突然の死」が衝撃すぎて、日本でも韓国でも Twitter ですごい buzz りました。
このゲームも、えぇぇ!? ってタイミングで、すげー死にます。
その瞬間って一時的に感情が高ぶってるので、誰かに共有したい気持ちがちょっと湧きやすいんですよね。
なので、ゲームオーバー画面にはもうちょっと「シェアされたときに分かりやすい情報」を追加して (例えば「カップ焼きそばが流し台に落ちて死亡」ってテキストを追加する)、その画像を SNS に投稿してもらえるようシェアボタンをもうちょっと目立たせると良いと思います。
5) で書いた通り「レビューする」はココには要らないので。
同様の理由で、例えばシーン 1 の謎を全て回収コンプリートした、とかのタイミングにはきちんと演出を入れて、それも SNS でシェアできるようにしとくといいわな。
そのときは App Store や Google Play に飛ぶリンクも忘れずにデフォルトの投稿内容に含めておきましょう。
このアプリの場合は出来てますが (素晴らしい!)、リンクは 1 URL で、ブラウザ / OS ごとに正しいストアに遷移するように設計しておきましょう。
参照: 1URLでOSごとに遷移先のストアを出し分け
こんなかんじになります。
— *AppLovin* Tatsuo (@tatsuosakamoto) June 22, 2016
7) ヒントほしい
何度やってもなかなか回収できない伏線 (どこにあるか分からない)、イライラします。
ぼくが脱出ゲーム苦手な最大の理由が多分これ。
まぁそこが本当は面白いところなんだろうけど。
ヒント教えて欲しいんです...
例えばリトライをする前に、いちど動画広告を見ておけば、次のプレイ時に「まだ回収していない謎があるシーンではスローモーションになる」って報酬がもらえるとかだったら嬉しいなぁぁ。
それだったら喜んで広告見るよ。
なんなら、100 円で「スローモーションチケット 5 回分」が買えるとかだったら、課金しちゃうかもしれない。
最後までストーリー見たい!でも時間ないからお金で解決したい!!っていう 1% ぐらいの人が。
というのも...
8) インタースティシャル毎回出るの?
1 プレイの時間が比較的長い (5 秒でゲームオーバーになる Flappy Bird ではない) からまだマシではあるけど、さすがに毎回出されるのはちょっと辛いです先輩。
リプレイ選んでから 30-60 秒以内とかに死んだ場合はインタースティシャル出さないとかにしてもらえると、とても嬉しいです。
あと、この手の「映画を見るように、全画面で世界観を楽しみながら進めるゲーム」で、ずーーーーーっと 320x50 のバナー広告が出ているのもちょっと興をそぐかなぁと。
実際バナーとインタースティシャルの収益ってどんなもんなんですかね。
ぼくだったら、
- バナーを完全撤廃 (最大限妥協して、GAME OVER 画面にだけ出す)
- AppLovin や UnityAds の動画インタースティシャルを導入して、インタースティシャルの eCPM を底上げする
- その分インタースティシャルの表示頻度を減らす
とにかく、何度もリプレイすることが鍵のゲームなので、何度もリプレイするのが辛い仕組み (毎回出るインタースティシャル) は改善したほうが良いです絶対。
9) 音声 OFFのとき
基本、端末の音声を ON にして、ま〜ちさんの美声wを楽しむゲームだと思うんですが...
さすがに屋外や電車の中とかで音声 ON にはしないし、そんなずっとイヤホンしてるわけでもないので、音声 OFF にしててもある程度楽しめるようにするか (例えば 320x50 バナーが出てるところに字幕を出すとか)、起動時に音声が ON か OFF か端末情報を取得して (そんなこと出来るのか?) OFF のときには warning を出すとかしたほうが良いと思われ。
こんなかんじでどうですかね!?
レビューして欲しい方はフォームから申請してね!
http://goo.gl/forms/xNtbBqLwZSuAP7Iv2
Q
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