調べてみたというか、メールと Skype で聞いてみたら答えてくれたので、簡単に紹介。
http://immersv.co/
2015 年設立、Tapjoy 出身者を中心とするスタートアップ (20 人未満)、San Francisco と Los Angeles に拠点あり。
ちなみに英単語の "immersive" は "没入した、没入できる、どっぷりつかった、実体験のように感じる" という意味の形容詞。
(例: immersive virtual environment = 没入型仮想環境)
どんな広告フォーマットなの?
3D/VR 環境で、2D の動画と 360° の動画をサポートしてるよ。
3D 環境で 2D の動画を観るのって、UX 的に微妙じゃない?
映画館みたいなものだと考えるといいよ。3D の映画を観る前でも、広告は 2D の映像でも違和感は無いし、観客もそういうものだと思ってるでしょ?これから広告を観てもらうよ、ってことをユーザーに伝えて期待値を作れば、大きな問題にはならないんじゃないかな。
我々の広告のせいで UX が悪くなった、ユーザーが離れた、継続率が悪化した、なんてことになったら、我々の広告を誰も使ってくれなくなるからね。そこはとても気を使っているよ。
そもそも VR に今触れているユーザーって新しいものに対する感度も高いから、「他の VR アプリはコチラ (Discover more contents)」みたいに誘導すると、積極的に広告でも見てくれるよ。
広告の見せ方は?
強制的に見せる (モバイルでいうインタースティシャル) のと、広告視聴に対して報酬を与える (モバイルでいう動画リワード) のとが半々ぐらいかな。前者についても、例えばゲームオーバーになったときに "これからスポンサーのコンテンツが流れます" って一瞬メッセージを入れるとより自然になるよね。
動画リワードについては、報酬額をサーバー側でコントロールする機能とかはまだ無いけど、視聴完了の callback はあるから、その時点でユーザーに報酬を与える実装になる。
ちなみに視聴完了時点が、媒体としての収益発生地点だよ。
広告主って誰なの?
VR のデベロッパ?端末メーカー?ナショクラ?
そのへんは全部含むよ。
ただ、まだ有料での広告は販売し始めたばかりなんだ。媒体としてウチの広告を使ってくれたデベロッパには、我々自身が動画を作って、VR アプリを無料でプロモーションしてあげている。導入数と在庫を増やすために、投資している段階だね。
なにせ VR ではまだアプリ内課金がサポートされていないから、モバイルみたいに F2P (Free to Play) デベロッパがじゃんじゃか広告を出稿してる、って状況になっていないからね。
アメリカ以外のトラフィックもカバーしてる?アジアとかにも出てくるの?
そのつもりだよ。近々、アジアで大きいパートナーシップを発表する予定だよ。
広告主にもなれる?
なれるよ。2D か 360° の動画は持ってる?
ミドルウェアはサポートしてる?Unity とか。
Unity はサポートしてるよ。
ぼくたちは現在、独立した VR ガジェットではなく、モバイル VR をサポートしている。そっちのほうがユーザーが多いからね。Google の CardBoard と、Samsung Gear が今はプラットフォームとしては大きいんじゃないかな。
実際の事例を見るのに良いアプリってある?
Archiact's Lamper
Wifi 環境で、メインメニューから "Lamper Theater" を選ぶ (タップする / じっと見る) と広告が出てくるよ。
NurFace's Antilucid
アプリを開いて、机に向かって、HMD (ヘッドマウントディスプレイ) をじっと見ると広告が出てくるよ。
色々教えてくれてありがとう!
ぼくはこう思ったッス : 本当に「来る」か分からないけど、来る来ると言われてる VR。本当に「来た」ら、モバイルと同じような広告ソリューションは当然求められるから、スタートアップとして「張る」ならこういう分野だよなぁ。
でも事業として回り始めるにはまだ時間がかかりそうだから、VC マネーで運営しつつ、バイアウトで早めに exit とかなのかな...(妄想)。元 Tapjoy の CEO とか、Google 買収前の AdMob のメンバーとかで構成されていて、そのへんのノウハウもあって強そう。
Q
http://immersv.co/
2015 年設立、Tapjoy 出身者を中心とするスタートアップ (20 人未満)、San Francisco と Los Angeles に拠点あり。
ちなみに英単語の "immersive" は "没入した、没入できる、どっぷりつかった、実体験のように感じる" という意味の形容詞。
(例: immersive virtual environment = 没入型仮想環境)
どんな広告フォーマットなの?
3D/VR 環境で、2D の動画と 360° の動画をサポートしてるよ。
3D 環境で 2D の動画を観るのって、UX 的に微妙じゃない?
映画館みたいなものだと考えるといいよ。3D の映画を観る前でも、広告は 2D の映像でも違和感は無いし、観客もそういうものだと思ってるでしょ?これから広告を観てもらうよ、ってことをユーザーに伝えて期待値を作れば、大きな問題にはならないんじゃないかな。
我々の広告のせいで UX が悪くなった、ユーザーが離れた、継続率が悪化した、なんてことになったら、我々の広告を誰も使ってくれなくなるからね。そこはとても気を使っているよ。
そもそも VR に今触れているユーザーって新しいものに対する感度も高いから、「他の VR アプリはコチラ (Discover more contents)」みたいに誘導すると、積極的に広告でも見てくれるよ。
広告の見せ方は?
強制的に見せる (モバイルでいうインタースティシャル) のと、広告視聴に対して報酬を与える (モバイルでいう動画リワード) のとが半々ぐらいかな。前者についても、例えばゲームオーバーになったときに "これからスポンサーのコンテンツが流れます" って一瞬メッセージを入れるとより自然になるよね。
動画リワードについては、報酬額をサーバー側でコントロールする機能とかはまだ無いけど、視聴完了の callback はあるから、その時点でユーザーに報酬を与える実装になる。
ちなみに視聴完了時点が、媒体としての収益発生地点だよ。
広告主って誰なの?
VR のデベロッパ?端末メーカー?ナショクラ?
そのへんは全部含むよ。
ただ、まだ有料での広告は販売し始めたばかりなんだ。媒体としてウチの広告を使ってくれたデベロッパには、我々自身が動画を作って、VR アプリを無料でプロモーションしてあげている。導入数と在庫を増やすために、投資している段階だね。
なにせ VR ではまだアプリ内課金がサポートされていないから、モバイルみたいに F2P (Free to Play) デベロッパがじゃんじゃか広告を出稿してる、って状況になっていないからね。
アメリカ以外のトラフィックもカバーしてる?アジアとかにも出てくるの?
そのつもりだよ。近々、アジアで大きいパートナーシップを発表する予定だよ。
広告主にもなれる?
なれるよ。2D か 360° の動画は持ってる?
ミドルウェアはサポートしてる?Unity とか。
Unity はサポートしてるよ。
ぼくたちは現在、独立した VR ガジェットではなく、モバイル VR をサポートしている。そっちのほうがユーザーが多いからね。Google の CardBoard と、Samsung Gear が今はプラットフォームとしては大きいんじゃないかな。
実際の事例を見るのに良いアプリってある?
Archiact's Lamper
Wifi 環境で、メインメニューから "Lamper Theater" を選ぶ (タップする / じっと見る) と広告が出てくるよ。
NurFace's Antilucid
アプリを開いて、机に向かって、HMD (ヘッドマウントディスプレイ) をじっと見ると広告が出てくるよ。
色々教えてくれてありがとう!
ぼくはこう思ったッス : 本当に「来る」か分からないけど、来る来ると言われてる VR。本当に「来た」ら、モバイルと同じような広告ソリューションは当然求められるから、スタートアップとして「張る」ならこういう分野だよなぁ。
でも事業として回り始めるにはまだ時間がかかりそうだから、VC マネーで運営しつつ、バイアウトで早めに exit とかなのかな...(妄想)。元 Tapjoy の CEO とか、Google 買収前の AdMob のメンバーとかで構成されていて、そのへんのノウハウもあって強そう。
Q
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