2016/02/08

どうやって英語を使えるようになったの?

著作権には気を使うほうです

どうやって英語を使えるようになったの? と聞かれることが多いので、いつも返す答えを書いておく。

まずはスペック

  • TOEIC 900 点台後半 (満点とったことある)
  • キャリア
    • 日系大手ベンチャー (途中から公用語が英語になった)
    • 外資企業価値世界最大系企業 (2016 年 2 月の記事執筆時点)
    • 外資系スタートアップ (100 人弱ぐらい)
  • ビジネス英語 (自分の専門分野に限る) では会話も読み書きも困らない 
    • 今の職場 (AppLovin) では、社内コミュニケーションは 8 割英語
  • 専門外の分野や、ネイティヴ同士の会話について行くのはちと辛い
  • 長い文章を読むのは苦手だし嫌い (日本語でもそうだけど)

中高時代


まずベースにあるのは中高時代。
文法をしっかり体系立てて日本語で学んだのはけっこう大きいと思ってる。
(ちなみに本とかもいっぱい出されているキムタツこと木村 達哉先生が中 1 から高 3 まで英語の担任でした。)

部署に外国人が配属されてきた最初の挨拶で
「私はジョンでした。よろしくお願いしました。」
って言ったら、正直
"Oh..."
ってなるやん。

仕事上でのミスを指摘するメールに対して、ジョンから
「申し訳ありませんでしょう。補填することを考えました。」
って返事があったら、
「今は!?」
ってぶったまげるやん。

例えが良いかどうかは分からないけど、ぼくは文法をバカにしちゃいけないと思ってる派。
コミュニケーションを円滑に進めるためにも、自分をイケてる人に見せるためにも。

あと文法しっかり理解しておくと、文章や相手の発言の意味をより正確に理解できるので、結果的にコミュニケーションが円滑化して学習のスピードも上がる気がする。


それから、高校のときに 1 年間アメリカ (San Diego) に留学したのは大きかった。

現地の高校には日本人がほとんどいなかった (1 人いたけど、あまり仲良くならなかった) し、実家にも 1 度も電話かけなかったので、ほぼ英語しか使わず 1 年過ごした。
これが会話力のベースになっている。

向こうの高校では最高学年に入って、その頃にはみんなもう大学への application はほぼ終わっていた。
要するに、同級生にはそんなに勉強して良い成績をとるモチベーションが無かった。
なので、ぼくも (ほんとは帰国後に大学受験が待っていたのだが) めっちゃ遊んだ。
La Jolla のビーチで BBQ したり、部活 (サッカーとテニス) したり、パーティしたり (葉っぱを一度も吸わなかったのは自慢 - 副流煙は除く)。

同じ留学にしても、大学で留学してたらそれなりに勉強しないといけなかったと思うので、読み書きはそんなに鍛えられなかった分、会話は 1 年しかいなかった割には伸ばせたんだろう。
(今の同僚とかにも、海外生活したことあるのは 1 年だけって言うと、わりとビックリされる)


あと発音が良いともよく言われるけど、たぶん洋楽が好きで中 1 の頃から発音を (極力) 完璧に真似して歌っていたからだと思う。
家族は五月蝿かっただろうなぁ。。

音読を飽きずに何度も繰り返すとかぼくのメンタルでは無理なので、ひたすら聴いて発音して...を繰り返すのは音楽じゃないと出来なかったと思う。



んで、留学から帰国してから Google に入るまでの 8 年間は、英語を日常的に使うこともなく、勉強することもなくだったので、ひたすら英語力錆びついていったとさ。

(ぼくがいた 2008-2011 年当時の楽天は、ゆーてまだ英語化の初期フェーズだったので、役員会向け資料を英語で作るとか以外はそんなに使うことなかった)

(大学受験と、大学の語学の授業は正直楽勝だった。ラッキーだった)

Google でぶつかった壁


ぼくが Google Japan で所属していたのは比較的小さなチーム (ぼくが所属していた頃 AdMob を専門に担当してたのは日本だと数人) だった。
なのでプロダクトに関する情報交換は APAC (Asia Pacific) & 本社 (US) の AdMob 担当者同士のテレビ会議がメインだった。

最初その会議に出たとき、チームメイト (特に中国人・インド人) の言ってることが全然わからなくて落ち込んだ。
言ってることがわからない上に、奴らすげー勢いでまくしたててくる。

で落ち込んでアメリカ人の同僚に相談したところ、彼は笑いながら
Haha, ミーもあいつらが言ってること 60% ぐらいしか分かんねーZE
 と抜かすのだ。
マジかYO!

そのことがあってからは、英語会議におけるプライオリティをちょっと変えて、正しい英語を話す・ミスをしないことから、まず「自分が通したい要求を通す」ことを優先するようにした。

話しながら、あー今の時制がおかしいわw とか考えてはいるが、まぁ相手もそんな細かいこと気にしないし、ぼくにそこまで期待してないw

ぼくの言ってることがあまりに支離滅裂だったら、彼らも「ウェイト、お前なに言ってんだYO」って聞き返してくるし。

というわけで今後


今後っていっても何をするわけでもないけど、とりあえず自分は英語力を錆びつかせないために、コンスタントに英語を使う環境に自身を置いておこうと思う。

あとは子どもが中学生〜高校生ぐらいの間に、できれば 2 年以上、英語圏で生活させてあげたい。
自分は 1 年でそこそこレベルになったけど、あと 1 年いたら、わりとネイティブに近いレベルになったんじゃないかと思うんだ...

というわけで、これ書いてる途中に某氏が英語学習法を note で売り始めたりしたのだけど (買ってないから中身は知らない)、この blog の読者層 (ほぼ社会人?) には再現性が少ない (学生に戻って留学することが出来ない) と思うので、このまま無料でローンチするわ。

オープンソース的なね。
言ってみたかっただけです。

Q

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