とても励みになる内容。定期的に見返したい。
【本日の前提】
天才でもカリスマでもない「普通の人」のためのリーダーシップ
【基本的な考え方】
①専門能力がなくてもトップになれる
②現場の知識・実力とマネジメントは別物
②現場の知識・実力とマネジメントは別物
【経験概要】
- 早稲田ラグビー部主将 (3年まで補欠、「中竹って誰?」)
- 早稲田ラグビー部監督 (コーチ経験なし、普通のサラリーマン(ミスミ)、「日本一オーラのない監督」)
- 日本ラグビー協会 コーチングディレクター (指導者の指導経験なし、「え、お前が教えるの?」)
- 日本ラグビー協会 U20代表監督 (去年まで、代表経験皆無、「国を背負ったことがないので...」)
【質問】Yes/No 3秒以内
Q1. 私は、リーダーに向いてる?
Q2. 私は、リーダーという立場が好きだ?
Q3. 私は、自分自身が好きだ?
Q4. 私は、自分自身をよく知っている?
Q5. 私は、自分らしく生きている?
Q6. 私は、リーダーとしてより成長したい?
Q2. 私は、リーダーという立場が好きだ?
Q3. 私は、自分自身が好きだ?
Q4. 私は、自分自身をよく知っている?
Q5. 私は、自分らしく生きている?
Q6. 私は、リーダーとしてより成長したい?
【質問の意図】川上か?川下か?
Q3. 以降の "Yes" を増やすほうが、「リーダーシップスキル」を伸ばすよりも、リーダーシップを発揮できる
【経験から】
- 最もらしい期待をかけられた
- そこには「唯一正しい解」があるかのような
- 「○○みたいに...」
- ピラミッドのトップ
- →そんなの無理だよなぁ
- →みんなバラバラな個性がいる中で、なんとなくみんなの横にいる
- 方向だけみんなで決めて、やり方は違っても結果を出そう
【人のやる気のあげ方】
- ①相手によって言い方を変えよう / 自分の「やる気」スイッチを知ろう
- 人は声のかけられ方で頑張り方が変わる
- A. 赤絨毯が目の前に用意され、拍手喝采!
- B. 「あぁお前には無理だね」
- C. 誰からも相手にされていない
- ②人間の"本質"を知ろう
- がんばってね (今がんばってないの??) -> がんばってるね (今も頑張ってるという「承認」)
- ①の"違い"の更に上にある概念
【私の結論】
人のマネでなく、自分らしく、適切に、やろう!
【普通の人が最初にやるべきこと】
- 「違い」は何ですか?
- 「差」と「異」をわけて考える
- 差 : 同じ尺度で見たときの違い
- 異 : そもそもの違い
- 差を埋めるべきところなのか、全く違うので考え方を変えないといけないのか?
【普通の人がリーダーをやる際に分けて考えるべき3つの点】
- スキル ⇔ スタイル
- 成功 ⇔ 成長
- リーダーシップ ⇔ フォロワーシップ
①スキルとスタイル
- スキルとは実用性があること
- 良し悪し / ナンバーワン / 点
- スタイルとは一貫性があること
- 有る無し / オンリーワン / 線
- 他からは取って来れない
- 逆境にも通用する / 世間の引力に負けない
- 土壇場でこそ「自分らしさ」。「リーダーらしさ」ではない
- スタイルの事例
- シャイアン (身体がでかい、不器用、気弱)
- スクラムが弱かったのでメンバーに入れてみた
- →試合で苦戦
- →パスを練習すると言い出した
- →8年ボール触っててパス下手。今から頑張っても多分無理
- →スタイル【ボールは触らない!】
- →みんながそのスタイルを支持
- 豊田
- 自由奔放、素直、天真爛漫
- →負けをきっかけに「リーダーらしく」なった
- →「自分らしさ」を見失う
- →ひどかった以前のほうがチームは勝っていた
- →いいリーダーでいて1回戦で負けるか、自由奔放にやって勝つか
- →スタイル【ダイナミックチャレンジ】
- →1夜にしてチームが蘇った
- 事例から見るポイント
- スタイルとは
- 長所だけでなく短所も含む
- 逆境でこそ発揮される
- 一貫性がある
- 個は個であり、ロールモデルはいらない
- 自分のスタイルで力を発揮する
- それが仲間・周りに勇気を与える
【理想のリーダーの前提を変える】
- これまでの理想
- 全て知っている
- 常に正解を持っている
- 常に組織のトップを走り、敏腕ぶりを見せて、部下を引っ張る
- これからの理想
- 知らないことを自認
- 唯一正しい答えはない
- 知らないことを伝え、部下を巻き込み、みんなの力を借りる
- △ 反論、舌打ちは覚悟せよ
②「成功」と「成長」
- 成功
- 目標の達成
- 掴んだ瞬間から過去になる
- コツは【適切な目標設定】
- 成長
- 能力・知力の変化
- その瞬間から未来に繋がる
- コツは【適切な失敗と挑戦】
- 相関関係はない
- 成長する人
- 一言でいうと素直な人
- = 自身に正直であること
- 子どもと大人、成長の違い
- 大人の学びは【痛み】を伴う
- 無駄な壁を取り払おう
- 子どもの学びは【喜び】を伴う
- 子どものうちにたくさん恥かいて挑戦
③リーダーシップとフォロワーシップ
- リーダーシップ
- 組織を上・前に引っ張る
- フォロワーシップ
- 組織を下・後から支える
- 組織における4つの役割
- リーダーのリーダーシップ
- リーダーのフォロワーシップ (リーダーとしてフォロワーをフォローする)
- フォロワーのリーダーシップ
- フォロワーのフォロワーシップ
- 組織の概念
- ピラミッド型
- プラネット (宇宙) 型
- フォロワーシップのスキル
- 本人より、部下の理想像 (スタイル) を明確にする
- 「目の前の人間は、必ず成長する」と信じきる
- 「マインドセット」というヒューマンスキルを養い活用する
- 理想のフォロワーシップの組織
- 宇宙飛行士の話 (古川さん)
- ×役割分担と責任分担
- ○自立貢献と責任共有
- 試合出る出ない関係なく、全員がチームのために貢献し、責任は負うという意識
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