釣りタイトルっぽくて恐れ入ります。
昨晩 5/27(月) D2C RとApp Annieが主催する「"ネイティブアプリ" × "グローバル"セミナー」にスピーカーの1人として参加してきた。
イベントページに書かれていた講演概要はコチラ。
このままだと聞いてる方に苦痛しか与えられないなと思って、いくつかプレゼンに工夫を加えてみたところ、思っていた以上に上手くいった。
既に色んなところで共有されているノウハウではあるが、備忘の意味も込めて記録しておこうと思う。
【1】自社プロダクトについて喋らない
資料はPowerPoint 46ページ。
ほぼ全ページに自社プロダクトの説明が入っており、これをそのまま説明すると、ものっそい営業トーク色全開になってしまう。
それを避けるため、プレゼン中には自社プロダクトについて一切口にしないと決めた。
さらに、プレゼンの冒頭で「自社プロダクトについて1回口にするたびに、罰金100円払います!」と宣言した。
みんなばっちり苦笑してくれた。
最初から最後まで、資料にはGoogleのプロダクトについての説明が書かれているにもかかわらず、口頭では一般化された「アプリビジネスで成功するために必要なこと」を話すことになった。
言いたかったことは割と伝わったみたいだし、興味を持った人は勝手にプロダクト名をメモってくれていたようだった。
興味を持ってくれた人は終わったあとで名刺交換をしに来てくれたし (普段のセミナーに比べても希望者が多かった)、ビジネス的に見ても効果が悪かったわけでは無かったと思う。
【2】伝えたいことを1つ決める
Microsoft社 エヴァンジェリストの西脇さんに学んだこと。
プレゼンとは「相手に何かを伝えること」であり、伝わらなかったら失敗。
なので、伝えたいものを真っ先に決める、伝えたいことに優先順位をつける。
今回であれば、ぼくはGoogleのプロダクトを紹介することよりはむしろ、日本のデベロッパーさんたちに「海外展開、一緒に頑張ろうよ!」という意気込みを伝えたいと思っていた。
なのでプレゼンの冒頭で、「今日お伝えしたいことはこれだけです」と言って、そのメッセージを伝えた。
プレゼンの最後も、そのメッセージで締めた。
その文脈があってはじめて、プロダクトの説明も「皆さんのアプリビジネスを応援するためのもの」という意味を持ったんだと思う。
そうじゃないとただの営業トークとしか受け取ってもらえなかった。
【3】自分語りから始めて、リアリティを出す
これは最近読んだ、ライフネット生命副社長 岩瀬さんのblog を参考にした。
まぁ自分が他の人の発表を聞くときにも、誰にでも話せる話をされるよりも、その人自身にしか語れない話を自分の言葉で話されたほうが、移入できる。
なので、プレゼンの本題に入る前に、2週間前にシンガポールとインドに出張したエピソードについて話した。
特にインドでGoogle I/Oを観覧し、現地のエンジニアさんたちと交流した体験を通じて、日本人も本気で海外目指さないと3年後ヤバいよ!という風に【2】の主張をサポートした。
(インド出張時のblog記事はこちら)
インドのエンジニアさんたちが流暢な英語を喋り、技術力もあり、海外の事例を学んで自分たちでも成功しようという意欲が高い...
そんなことを1次情報として語る日本人はそうそう沢山はいないと思うので、キャッチーなエピソードだったんじゃないだろうか。
以上、主に今回に限って工夫したのはこんなところだ。
上手くいったので、次回以降はこれをベースにして更に別の改善を加えようと思う。
次の課題は、狙って「笑い」をとることかな...
西脇さんも岩瀬さんも「笑いをとる」 ことの重要性を語っている。
昨日のぼくはせいぜいレッドカーペットでいう「小笑」程度だった。
Q
※参考1: Twitter ハッシュタグ #appannie_d2cr
※参考2: Rino Omuraさんによるセミナーのメモ (はてなブログ)
※参考3: ライフネット生命副社長 岩瀬さんのblog「気鋭のベンチャー経営者たちに学ぶプレゼン術」
西脇さんの本 上がAmazon、下が楽天
岩瀬さんの本 上がAmazon、下が楽天
昨晩 5/27(月) D2C RとApp Annieが主催する「"ネイティブアプリ" × "グローバル"セミナー」にスピーカーの1人として参加してきた。
イベントページに書かれていた講演概要はコチラ。
「世界市場においてアプリで成功を収めるためには、開発・プロモーション・マネタイズ・エンゲージメント強化・分析など多くの要素が関わってきます。なんというか...自分で言うのもなんだが、超つまらなさそう。
Google は開発者の皆さまを様々な角度からサポートしており、今回はその一連のプロダクトや活用法を少しずつご紹介します。」
このままだと聞いてる方に苦痛しか与えられないなと思って、いくつかプレゼンに工夫を加えてみたところ、思っていた以上に上手くいった。
既に色んなところで共有されているノウハウではあるが、備忘の意味も込めて記録しておこうと思う。
【1】自社プロダクトについて喋らない
資料はPowerPoint 46ページ。
ほぼ全ページに自社プロダクトの説明が入っており、これをそのまま説明すると、ものっそい営業トーク色全開になってしまう。
それを避けるため、プレゼン中には自社プロダクトについて一切口にしないと決めた。
さらに、プレゼンの冒頭で「自社プロダクトについて1回口にするたびに、罰金100円払います!」と宣言した。
みんなばっちり苦笑してくれた。
最初から最後まで、資料にはGoogleのプロダクトについての説明が書かれているにもかかわらず、口頭では一般化された「アプリビジネスで成功するために必要なこと」を話すことになった。
言いたかったことは割と伝わったみたいだし、興味を持った人は勝手にプロダクト名をメモってくれていたようだった。
興味を持ってくれた人は終わったあとで名刺交換をしに来てくれたし (普段のセミナーに比べても希望者が多かった)、ビジネス的に見ても効果が悪かったわけでは無かったと思う。
【2】伝えたいことを1つ決める
Microsoft社 エヴァンジェリストの西脇さんに学んだこと。
プレゼンとは「相手に何かを伝えること」であり、伝わらなかったら失敗。
なので、伝えたいものを真っ先に決める、伝えたいことに優先順位をつける。
今回であれば、ぼくはGoogleのプロダクトを紹介することよりはむしろ、日本のデベロッパーさんたちに「海外展開、一緒に頑張ろうよ!」という意気込みを伝えたいと思っていた。
なのでプレゼンの冒頭で、「今日お伝えしたいことはこれだけです」と言って、そのメッセージを伝えた。
プレゼンの最後も、そのメッセージで締めた。
その文脈があってはじめて、プロダクトの説明も「皆さんのアプリビジネスを応援するためのもの」という意味を持ったんだと思う。
そうじゃないとただの営業トークとしか受け取ってもらえなかった。
【3】自分語りから始めて、リアリティを出す
これは最近読んだ、ライフネット生命副社長 岩瀬さんのblog を参考にした。
まぁ自分が他の人の発表を聞くときにも、誰にでも話せる話をされるよりも、その人自身にしか語れない話を自分の言葉で話されたほうが、移入できる。
なので、プレゼンの本題に入る前に、2週間前にシンガポールとインドに出張したエピソードについて話した。
特にインドでGoogle I/Oを観覧し、現地のエンジニアさんたちと交流した体験を通じて、日本人も本気で海外目指さないと3年後ヤバいよ!という風に【2】の主張をサポートした。
(インド出張時のblog記事はこちら)
インドのエンジニアさんたちが流暢な英語を喋り、技術力もあり、海外の事例を学んで自分たちでも成功しようという意欲が高い...
そんなことを1次情報として語る日本人はそうそう沢山はいないと思うので、キャッチーなエピソードだったんじゃないだろうか。
以上、主に今回に限って工夫したのはこんなところだ。
上手くいったので、次回以降はこれをベースにして更に別の改善を加えようと思う。
次の課題は、狙って「笑い」をとることかな...
西脇さんも岩瀬さんも「笑いをとる」 ことの重要性を語っている。
昨日のぼくはせいぜいレッドカーペットでいう「小笑」程度だった。
Q
※参考1: Twitter ハッシュタグ #appannie_d2cr
※参考2: Rino Omuraさんによるセミナーのメモ (はてなブログ)
※参考3: ライフネット生命副社長 岩瀬さんのblog「気鋭のベンチャー経営者たちに学ぶプレゼン術」
西脇さんの本 上がAmazon、下が楽天
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